月夜野びーどろパークに行ってみよう ~その1~ガラスのすべてが分かる!!


「月夜野びーどろパーク」は月夜野を代表する体験型の観光スポット♪
赤、青、緑、黄、白、ピンク……etc。
色とりどりのガラスの器たちは見るだけでも楽しいですが、すぐ近くで職人さんたちの作業している姿を見学することができるんです♪

本格的な施設ですが見学はなんと無料! 職人さんは15名いらっしゃるそうですよ

国内でも最大規模のガラス工場です。体験、ショッピングはもちろん、地ビールレストランもあります♪

施設内のこんな装飾もかわいいですね



ここで少しお勉強♪
ガラスは新しいものというイメージがありますが、なんのなんの。
人類が火を起こしたときにできたのが土器とガラス。はるか大昔からガラスは人間の生活と密接に関係してきているんですね。

ガラスの主成分はケイ素。硅砂を含む硅石は地球上にある岩や石に含まれていて、実に地球の地殻の65%がこの成分でできているんだそうです。

炉の中を覗くと、ドロドロといかにも高温の火が燃えていますが、「溶鉱炉の火と同じで、止めちゃうとだめ。この火は10年間燃やし続けている」(倉田富夫専務)とのこと。

近づくとかなり熱い! 温度はだいたい1400℃くらいだそうです



なぜ、月夜野にこのようなガラス工場があるのかというと、このエリアの地質に関係があります。かつて、近くの三峰山でガラスの成分の珪石が取れたり、辰巳館の周辺では燃料となる石炭が出ていたりしたことからガラスづくりに最も最適な場所だったといいます。

創業者は東京・文京区で温度計や体温計などのガラス器具を手掛けており、戦時中はあの零戦に載せる計器のガラスやヘッドライトなどを作っていたといいますから、強固で質の高いガラスづくりには定評があったのでしょう。その後、戦災で東京の工場が焼けて、昭和22年に群馬県へと移転しました。

ガラスづくりの原料は15種類。着色するには、例えば銅を加えればブルーに、鉄を加えればグリーンになるのだとか


ちなみに、辰巳館の総檜風呂「かわせみの湯」の湯口はこちらで制作していただいた作品を使っています。
売店には、日常遣いで重宝しそうなコップや器、花瓶などが並んでいますのでショッピングがてら見学してみるのも楽しいですよ。中身を見ることはできませんが、ここでしか買えない2000円の福袋(3~4倍もの価格の商品が入っている?)もありますよ♪

アクセスは、辰巳館から車で約8分です。

涼しげな小皿は夏に大活躍♪

こんなデザインもあります★

お豆をモチーフにしたお皿。お料理も楽しくなりそうですね



月夜野びーどろパーク
群馬県利根郡みなかみ町後閑737-1
TEL:0120-0278-62(フリーダイヤル)
営業:吹きガラス工場見学8時5分~16時50分、ガラス体験工房9~16時(最終受付)
定休:なし(カフェ、レストランは不定)

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